SEOにも影響するGoogle提唱のUXの新指標とは?

「検索順位を簡単に上げる方法はないのですか?」

Webマーケティング系の仕事をしていると、時々聞かれる質問です。
一昔、二昔前の不正直なSEO業者であれば「あります、あります」と言って、ペナルティを受ける可能性を隠してブラックハットSEOにいそしんだものですが、現在ではそのような魔法の杖のような技術はないというのが業界内の常識となっています。
Web検索の主流と言えるGoogleは、日々Web検索技術の改善をしており、ユーザーの検索目的に合致した有益なサイトを上位に表示するよう工夫をしているからです。

尤も、そのせいで上位表示されるサイトの内容が画一化してきており、昔流行ったネットサーフィンのような、面白そうなサイトのつまみ食いができなくなっているという不満も一部の層から聞かれるようになってきてはいますが……。

そのGoogleが、検索結果にも影響を与える、新たなウェブページUXの重要指標を公開したというニュースがありましたので、紹介させていただきます。

コアウェブバイタルとは?


【重要】コアウェブバイタルとは? グーグルのUX指標LCP/FID/CLSの意味や基準値をわかりやすく解説【SEO情報まとめ】

https://webtan.impress.co.jp/e/2020/06/05/36210

こちらがそのニュース記事。

UX(User eXperience)とは「ユーザー体験」のことで、いかに快適にWebを利用できるか、ということだと考えてもらえれば良いと思います。

今回、GoogleがUXを向上させるために重要な要素(コアウェブバイタル)として挙げた指標は「LCP」「FID」「CLS」の三つ。

「LCP(Largest Contentful Paint)」はページ内のメインコンテンツが表示されるまでの速度。2.5秒以内に表示されると高評価となります。

「FID(First Input Delay)」はサイト利用者が最初に行動を起こした際のサイトの反応速度。100ms=0.1秒以内に反応できると高評価となります。

「CLS(Cumulative Layout Shift)」はサイトのレイアウトがどれくらい安定しているかを示す指標。ページ表示後、スクロール中に差し込みで広告画像が出現し、うっかりそれを押してしまうような作りになっていると低評価となります。

どの指標にしても、サイト利用者にとっては使い勝手の向上に繋がる指標であるため、Googleがこのような指標を策定し、各サイト管理者がそれに従うようになれば、Web体験が向上することは間違いないでしょう。
尤も、「LCP」「FID」の向上を目指す場合は、動画や重めのJavaScriptを用いたアニメーション処理などは足を引っ張る要素となるため、デザイン的に凝った作りのサイトが減っていく可能性はありますが……。

とはいえ、目を惹くアニメーションや画面効果といったものは、初見の利用者には面白く感じられても、継続して利用する者にとっては邪魔なだけという場合もありますので、その意味では必要性の低い要素にかける制作工数が減ってよいのかもしれません。

さて、気になる方もいるであろう、これらの指標のSEOに対する影響ですが、現時点ではそこまで大きなものにはならないのではと考えられています。
若干UXに問題はあるものの有益な情報を大量にあるサイトと、UXはすばらしいが有益な情報に乏しいサイトのどちらを上位表示するべきかと考えれば、それは前者になるわけです。

検索順位を上げたいのであれば、やはりサイトの中身=コンテンツの充実を図るという正攻法が有効であることは変わらないと言えます。

もし、検索順位向上のため、自社サイトもコンテンツ強化を考えている企業様がおられましたら、是非弊社にお声がけください。

執筆者:M.S